中学生の塾の選び方5

はじめに

進学塾を選ぶ際、環境は重要な要素の一つです。生徒が集中して学習できる環境が整っていなければ、期待した効果は得られません。

本記事では、通学の利便性、施設、講習料金の3つの観点から、進学塾の環境について詳しく解説します。

目 次

通学の利便性
施設
講習料金
夏期講習の注意点
不当競争

通学の利便性
進学塾の通学の利便性は、生徒が授業に集中する上で欠かせない要素です。

通学に時間がかかりすぎると、疲労が蓄積し、集中力が低下します。そのため、自宅からの距離が通える範囲にあることが重要です。

徒歩や自転車で通える距離が理想的ですが、公共交通機関を利用する場合は、最寄り駅から近い立地が望ましいでしょう。

通学時間が短ければ、生徒は余裕を持って授業に臨めます。また、遅刻の心配も少なくなります。

施設
進学塾の施設は、生徒が落ち着いて学習できる環境かどうかを左右します。

教室はゆとりのある空間で、生徒一人ひとりに十分な学習スペースが確保されている必要があります。

また、視聴覚機器やWi-Fiなどの設備が整っていれば、わかりやすい授業が行えます。

さらに、授業のない空き時間に自習できるスペースがあると良いでしょう。

静かな個別自習ブースなどがあれば、集中して勉強に取り組めます。最新のデジタル設備が導入されていれば、オンライン指導やデジタル教材を活用でき、理解度が深まります。

講習料金

進学塾の講習料金は、家計への影響を慎重に検討する必要があります。料金プランは、授業のコマ数や科目によって異なります。また、講習料とは別に教材費などの追加費用がかかる場合もあります。

家計への負担感は家庭によって異なりますが、進学塾に通うことで生じる全ての費用を事前に確認し、家計への影響を把握しておくことが重要です。

将来的な投資として、進学塾への支出を捉えることもできますが、支払いが困難な水準でないかを見極める必要があります。

夏期講習の注意点

また、塾の中には夏休みや冬休みの講習料金を無料にして、講習を受けさせ、そのまま入塾に誘うパターンがあります。

無料講習の時に、有名講師や塾の中で人気のあるアルバイト講師に授業をさせ、「この塾すごい! わかりやすい! たのしい」との思いをさせた後に、入塾を誘うものです。

ただ、注意をしなければならないことは、教え方のうまい有名講師や人気のあるアルバイト講師に教えてもらえることを望んで、入塾しても、講習が終わった後は、違う無名の講師や、教え方が下手な学生アルバイトの方が教えることがあります。

そのあたりも考慮に入れる必要があります。

不要競争

また、塾の中に成績が上がるたびに、席替えをして、一番成績の良かった生徒を一番前の真ん中に座らせ、次に成績があるゐのはその後と並ばせることがありまs。

これは一見、生徒の競争意識をあおり、勉強への意欲がもり立てられると思うかも知れませんが、生徒によって人を見下す癖がついたり、自尊心のコントロールできない生徒があらわれたりします。

もし、入ろうとする塾がそのようなシステムをとっている場合は、その後のフォロー(人を見下してゐは行けないの指導等)があるかどうかをチェックする必要があります。

まとめ

進学塾の環境は、通学の利便性、施設、講習料金の3つの要素から判断することができます。

通学時間が短く、施設が整っていれば、集中して学習しやすくなります。

料金プランはさまざまですが、家計への影響を十分検討する必要があります。

進学塾を選ぶ際は、この3つの観点から、生徒のニーズに合った環境かどうかを総合的に見極めることが重要です。​​​​​​​​​​​​​​​​

ターボん について

ターボん 博士(教育学) 35年以上、教育界に携わってきました。高校進学、大学進学の指導に関しても、さまざまな経験をしてきました。
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