中学生の塾の選び方３

はじめに

子供の将来を左右する 中学生時代

この時期に適切な進学指導を受けられるかどうかが、進路選択の幅を大きく変えてしまいます。

そのため、進学塾の選び方は慎重に行う必要があります。

中でも最も重視すべきポイントが、その塾の教師陣の質です。

指導力に長けた質の高い講師陣がいるかどうかは、子供の学力向上に直結するからです。

本記事では、進学塾の教師に求められる資質について詳しく解説していきます。

教師の指導力
進学塾の教師に最も求められる資質が、確かな指導力です。

わかりやすい説明ができ、一人ひとりの理解度に合わせて適切な言い換えや指導ができなければなりません。

また、生徒が楽しく勉強ができて、なおかつ身につく授業であれば、よりベターです。

わかりやすい説明力
教師は生徒の立場に立って、より分かりやすい説明を心がける必要があります。

抽象的な概念は具体例を交えて説明したり、ビジュアル的な教材を活用したりと、生徒の理解を促進する工夫が求められます。

また、板書力にも長けている必要があります。

キレイな見やすい字で書かれ、色分けをなどがされ、視覚的に教材の内容を押さえることができるかなどや、

要点をきちんと押さえた、明快で分かりやすい板書は、理解を確実なものにする上で大切な役割を果たします。

生徒一人ひとりに合わせた個別指導

生徒個々の理解度は異なります。

教師はそれぞれの生徒の実態を常に把握し、一人ひとりに最適な指導ができるよう心がける必要があります。

苦手分野については個別の課題を用意するなど、重点的な指導を行います。

また、理解が早い生徒に対しては、発展的な内容を教えるなど、一人ひとりの学習進度に合わせた最適な指導を行っていきます。

また、プリントなどの教材を難易度別に用意できるているかなどの状況を見るのも、塾選びの大切なポイントです。

教師の熱意と情熱

次に教師に求められる資質が、熱意と情熱です。

生徒一人ひとりの学力向上と合格を第一に考え、常に全力で指導にあたる姿勢が不可欠です。

熱意のある教師の授業には、生徒が思わず引き込まれてしまいます。また、教師の熱い思いが生徒に乗り移り、生徒が熱心に勉強をするキッカケにもなります。

熱意は親の信頼を勝ち得る力ともなります。

面倒見の良さ

教師は授業中はもちろん、授業外でも、生徒一人ひとりの相談に親身になって対応し、きめ細かいサポートを行うことが求められます。

学習面での質問対応に加え、精神的なフォローも大切な役割となります。

個人面談では生徒の目標や悩みを丁寧にヒアリングし、信頼関係を構築します。そうした中で、適切な励ましや次の目標設定のアドバイスを行っていくのです。

教師の経験と実績

さらに教師に求められるのが、豊富な経験と確かな実績です。

実力のある教師が揃っていなければ、生徒の学力の伸長や合格はあり得ません。

教師は何よりも経験です。それも熱心に「教えるという仕事」に集中してきた教師は、より授業が面白く、わかりやすいものです。

そのようなベテラン教師がいる塾も選ぶ基準の一つなります。ただ、若くて親しみ安い教員は、生徒の心をつかみやすいという特徴があるので、若くて親しみ安いというのも選ぶ基準の一つです。

合格実績に裏打ちされた講師陣

まず何よりも重視すべきは、合格実績の豊富な経験講師陣が揃っているかどうかです。

これまでに数多くの生徒を合格に導いてきた実績が、その塾の指導力の高さを物語ります。

その塾の進学実績をみると、講師の質がある程度わかります。さらに、体験入学会などに出席すると「入るべき塾」なのかがわかります。

入試問題に精通した専門家

さらに重要なのが、各中高校の過去の入試問題をしっかりと分析し、その出題傾向や重点事項を熟知した専門家集団であるかどうかです。

入試問題の特性を徹底的に理解していなければ、的確な指導はできません。

このように、進学塾の教師には高い指導力はもちろん、熱意と情熱、そして実績と経験が問われます。

そうした質の高い教師陣が揃っているかどうかが、進学塾を選ぶ上での最重要ポイントとなるのです。